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鍼灸治療に使う針は痛い?感染は大丈夫?
鍼灸には、いまだに「痛い」「怖い」「病気の感染が心配」などというイメージがあるみたいですが、経験のない方にとっては無理もないことかもしれません。
実際、中国鍼などは日本式の針と比べるとかなり太く、長いですから痛く感じる人もいます。
「針」と聞くだけで注射針や縫製針などを連想してしまう方もいるでしょうが、通常、
日本の鍼灸院で使うハリはそれらの5分の1~10分の1程度の太さでしょうか、イメージとしては髪の毛ぐらいのものです。
日本の鍼灸院で使うハリは長い年月をかけて繊細な日本人の感性に合わせて改良されてきたものですから「痛み」も「怖さ」もほとんど心配いりません。
夜泣きやかんむしの治療に使うハリなどはローラー針とか接触針とよばれ、痛みはなく、気持ちいいもので、子供は寝てしまうほどです。
感染についても、一昔前は病院での注射針や鍼灸院での鍼で肝炎などが感染し社会問題になったことがありますが、
現在、注射や鍼灸治療に使用するハリはデスポーザブル(使い捨て針)がほとんどですからその心配はありません。
第一、治療する側も感染は怖いですから。少なくとも良心的な鍼灸治療院ではハリの使いまわしはしていませんが、
心配な場合ははっきり「このハリは使い捨てですか?」と尋ねてみましょう。