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肩こりと緊張型頭痛
肩こりと緊張型頭痛は関連があります。
肩こりとは首から肩にかけての筋肉が重く、張ったような感じか、あるいは痛みを感じる状態です。
主には僧帽筋という首から背中にかけての大きな筋肉やその周りの筋肉の緊張した状態のことを一般には言います。
「肩こり」という正式な病名はありません。
最近よく聞かれると思いますが、ストレートネックなどからも肩こり症状は起こります。
その他、頸椎椎間板ヘルニア、変形性頚椎症、脊柱管狭窄症、後縦靭帯骨化症、クリッペル症候群、などの病気があれば当然、肩こりは起こります。
頸椎の並びが悪いと、4~6キロもある頭部を支えることが難しくなります。
しかし、真っ直ぐならよいかというと、そうではなく、真っ直ぐな頸椎では衝撃を和らげるのが難しいのです。
頸椎はゆるやかにカーブしているべきで、もし真っ直ぐだとしたら、代わりに首や肩周辺の筋肉が緊張しますから、硬くつっぱり、頸椎はよりまっすぐになり、
頸神経が刺激されて、もっと肩首の筋肉は緊張し、コリから頭痛になるという 悪循環に陥ることが多いのです。
ですから、肩こりは緊張型頭痛とはよく似ています。
「緊張型頭痛」とは・・・
「緊張型頭痛」は以前は「筋収縮性頭痛」と言われていました。
しかし1988年に国際頭痛分類により、名称が変わって、「緊張型頭痛」とよばれることになりました。
「筋収縮性頭痛」とは、首や肩周辺の筋肉が収縮して、コリがひどくなっておこる頭痛です。
緊張型頭痛の方は肩こりに悩んでいることが多く、
肩こりの患者さんは緊張型頭痛になりやすいと言えます。
また、女性のほうが男性より筋肉が弱く、細いため、頸椎の並びがストレートになりやすいと言えます。
そう考えれば、緊張型頭痛が女性のほうに多いのは、うなずける話です。
最近、男性にも緊張型頭痛が増えているのは、肉体労働が減り、男性がひ弱?になってきているのではないでしょうか。