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産後の子宮−回復の仕方−
産後の子宮は6週間かけてゆっくり回復すると言われています。
一時は胃のあたりまで広がった子宮は出産し、赤ちゃんが体外へ出たら、すぐに元通りになるわけではありません。
産後6~8週間かけて妊娠前の大きさにもどってゆきます。
産後の子宮の回復の仕方
出産直後にまるで陣痛のような強い痛みをかんじる人もいます。これは後陣痛といわれるもので、胎盤がはがれて傷ついた子宮内膜を止血しようと、子宮が急激に縮むための痛みです。
胎盤がはがれた後の子宮内膜から排出される出血や残留物を「悪露」子宮が妊娠前の大きさに戻ることを「子宮復古」といいます。
悪露の量や期間は子宮の回復度合いをはかる目安になります。
また、子宮復古にかかる時間は二人以上出産する人や、母乳育児の人は早い傾向があります。
出産に備えるホルモンの働きにより、産後の骨格は緩んでいます。
骨格、中でも子宮を包む骨盤は筋肉によって支えられているため、放っておくと歪みやすくなります。
出産後、股関節がグラグラして歩き辛いのも骨をつなぐ靭帯や筋肉が緩んでいるため。
それらに影響をあたえるのがホルモンのためですです。
産後1カ月は、無理をせず、なるべく安静にしましょう。
うつぶせになったり、仰向けに寝たりして、筋肉に意識を向け、本来の正しい骨格を体に思い出させましょう。
この少しの意識が産後の体調と回復、美しさを左右するからです。
骨盤のゆがみは不調の原因になります。
しかし、骨盤がゆるんでいるこの時期に筋力を取り戻して、正しい形に矯正すれば長年のゆがみを正すことも可能なので、チャンスとも言えます。