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放っておくと怖い肩こりとは
放っておくと怖い肩こりがあるのをご存知ですか?
大部分の肩こりや首痛は体の後ろ側の筋肉の緊張からおこるコリが原因です。
どんな肩こりだと怖い??
● あまりにも痛みが強い● 手足にしびれが出る
● 他に何か変わった症状がある場合
このような症状の肩こりの場合は、早急に病院で検査を受けることが必要になります。
なぜなら、それは手術を必要とするものかもしれないからです。
肩こりから考えられる病気
頸椎椎間板ヘルニア
背骨のクッションである椎間板が弱くなり、椎間板が飛び出し、神経にぶつかるものです。椎間板は年をとると固まっていくので(あんころもちのアンコのように、時間がたつと固まる)比較的若い人に多い。
最初のうちは肩こりや、腕や手が痛むがひどくなると麻痺に移行しますから外科的処置が必要な場合もあります。
変形性頚椎症
椎間板が老化ですり減ってしまい骨同士がぶつかり合い、骨にトゲ(骨棘)がでてきて神経を圧迫します。肩こりや首の痛みだけでなく、しびれ 腕が上がらない、手足への命令がうまく伝わらない状態になることもあります。
もしも脊髄に障害が出ている場合はまずい状態ですね。
将来動けなくなってしまう可能性もあります。
頸椎後縦靭帯骨化症という難病指定されている病気
医学書には原因不明とされていますが、長い経験のある柔道家や交通事故で首に大きな損傷を負った方に見受けられることがあります。脊柱の前側にある後縦靭帯が骨のようになる(骨化)不思議な病気です。
最終的には手術適用となることが
多いようです。
脊柱管が徐々にせまくなるため、手足の動きが悪くなり、手足がしびれてきます。
残念ながら特効薬はないため、少しでも疑われる症状があれば専門医に相談しましょう。
このように肩こりといっても治療をある程度しても症状が改善しない場合は、日常生活を脅かす病気が隠れていることもありますから注意が必要です。
また、今述べたものは、整形外科的な病変のみで、他には内科的・脳神経的な病気の可能性も考慮することが必要です。
しかし、多くのものは筋肉のコリが関与していますから、必要以上に恐れなくても良いですが、
あくまで鍼灸治療など筋肉の治療を受けたにも関わらず、症状に変化がない場合は、
こういったこともあるのだという事も頭の片隅に入れておいてください。