産後の子宮回復(子宮復古)について|広島県福山市の整骨院・整体院なら寺岡はりきゅう接骨院

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産後の子宮回復(子宮復古)について

産後ママの身体で大事なことの一つに子宮の回復があります。
別名『子宮復古』といいます。


子宮の回復『子宮復古』って??

出産前の子宮長は30㎝以上あり、胃を上に押し上げています。
でも、赤ちゃんが生まれた直後から、急速に縮み始めます。
そして胎盤をはがして押し出していきます。

胎盤が出てしまったら、子宮はさらに収縮して、子宮内の血管を圧迫して出血を止めるのです。

その直後の子宮壁はカチカチに固まり、小さくなり、延びたり縮んだりを繰り返して、だんだんと小さくなります。

産後1カ月ほどで妊娠前の子宮に戻ります。

しかし、中には収縮具合が悪くて、回復が非常に遅い場合があります。
これが子宮復古不全といわれるものです。

子宮復古不全について

ママ自身には 触ってもわかりにくいのですが、入院中であれば服薬により、改善するので心配ありません。

産後の一か月検診までには、たとえいろいろな症状があっても、様子を見る感じですね。

しかしながら、悪露の異常や熱が続くなどの症状がまだあるならば、早めに、医師の診察を受けるべきです。

子宮復古不全の原因として

►胎盤の一部が子宮内に残っている場合。
胎盤は赤ちゃんへ大事な栄養や酸素を運ぶ重要な役割を持っているのですが、出産後は役目は終わっていますから、早く子宮外に出さないといけません。

この胎盤が全部はがれず、一部が残ってしまうことがあります。
これを胎盤遺残といいます。

胎盤が残ってしまうと、子宮の回復が遅くなり、長く血性の悪露が続き、子宮内感染の原因になってしまいます。
もし、子宮の収縮が弱い場合は、子宮弛緩剤を使って、中身を早く押し出すようにします。
それでもダメな場合は胎盤の一部を掻把(そうは)して、きれいにします。

►赤ちゃんが大きすぎて、子宮に筋肉が伸びてしまった場合。

►分娩時の出血多量や感染

などが考えられます。

最近では、ベッドに寝ているよりも、動けるなら動くほうが良いという病院もあり、早期離床を勧めています。

あと、大事なのは産後の骨盤矯正です。
なぜなら、骨盤は子宮の入れ物。
もしも、骨盤が出産後に歪んでいたら、子宮の回復も遅れるのは容易に想像できます。
骨盤が正常な形に戻ってこそ、中身の子宮も正常に戻るのです。

また、産後の骨盤は早ければ早いほど矯正も容易です。
時間がたてばたつほど、関節が硬くなり、戻しにくくなります。

寺岡はりきゅう接骨院からのメッセージ

産後は当院でなるべく早めの骨盤矯正をお勧めします。
骨盤を戻すことは子宮を戻すことに他なりません。

これは妊娠前・妊娠中・産後を通して大事な事です。

骨盤=子宮=赤ちゃんの家ですから、骨盤を整えることは健康な赤ちゃんを宿し、育て、産むというプロセスにおいてまず頭においておくべきでしょう。
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