ニュース&ブログ
産後うつ
「産後うつ」とは?
「産後うつ」は最近よく聞くワードです。ショッキングな話ですが、出産後に母親が亡くなる原因のトップは「自殺」だそうです。
これにも産後うつが関連してしているのは間違いないでしょう。
考えてみれば、10カ月という長きにわたって赤ちゃんという異物を自分のお腹に育て、それだけでも大変なのに、さらに出産という交通事故並みの衝撃を受けて、やっと生まれたと思ったら、何もかも初めての育児に突入するという、人生最大のドラマ。
人によっては試練でしょう。
本当に女性は大変だし、偉大です。(私は男です)
妊娠、出産は精神的、肉体的に大きく変化し、大いに揺さぶられるでしょう。
大きな喜びがあれば、不安、苦しみがあることでしょう。
それをきっかけに「産後うつ」になってしまっても、仕方ないこと、誰も責められないのです。
福山市の寺岡鍼灸接骨院でも「自分の産んだ子が全然かわいく思えない」というママさんがたまに来院されます。
これは気のせいではありません。
「産後うつ」はれっきとした病気です
はっきり言って「ホルモン」の影響が大きいと私はみています。「産後うつ」はうつ病の一種です。
一般に原因ははっきりせず、妊娠 出産によりおこる急激なホルモン分泌の変化、初めての育児や生活環境の変化によるストレスなどが要因といわれます。
「産後うつ」に陥ると、不眠、食欲不振、疲れがとれない、などの症状が現れます。
マタニティブルーによく似ていますが、全く別物です。
マタニティブルーは産後のさまざまな体や環境の変化に戸惑い、不安を抱くものでだれでもある程度あります。
通常、さんご1~2週間で順応して消えていくものですが、「産後うつ」は産後一か月ごろから始まり、2~6か月ごろまで続き、ひとによっては重症の「うつ病」に移行することもあります。
産後ママの10人に一人はかかるとされ、決してめずらしくはないのです。
しかも、初産に限らず、二人目、三人目になることもありますから、誰がいつなってもおかしくありません。
「産後うつ」の方に一番必要なのは休息
心身共に疲れているのです。「疲れがとれない」「何もやる気がしない」「自分の子供がかわいく思えない」などの症状があれば「産後うつ」を疑い、病院を受診し、ゆっくり休養することが必要です。
もちろん、周りの協力が必要です。
なかなか理解してくれないかもしれませんが、なにせ10人に一人は発症してもおかしくないのです。
周りは静かに見守ってあげて、できることはなるべく手伝う、といった心配りが一番大切になります。
多くの場合、「産後うつ」は一か月検診の前後から発症することが多いようです。
「産後うつ」かなと思ったら!
その場合は保健所に相談しましょう。なにか良い情報を与えてくれるでしょう。
現代はわからないことはスマホやパソコンで便利に調べられますが、そのような閉じた空間で一人で悩むのではなく、信頼できる機関や人に相談しましょう。
人としゃべったり、かかわりを持つこともこの症状には大事な事でしょう。
また、体の不調(産後の腰痛や肩こりや関節の痛みなどを含む)は骨盤のゆがみが原因のことがよくあります。
体のゆがみは心のゆがみを引き起こすこともあります。
福山市の寺岡鍼灸接骨院では産前産後の骨盤矯正を専門で行い、多くのママさんに喜んでいただいています。
お気軽にご相談ください。
産後骨盤矯正についてはこちらをご覧ください
産前ケアについてはこちらをご覧ください