膝の老化チェック|広島県福山市の整骨院・整体院なら寺岡はりきゅう接骨院

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膝の老化チェック

人生80年どころか90年、100年と寿命はどんどん伸びていますが、その分、膝の痛みを訴える人は増加しています。
昔は人生50年時代と言われていましたから、今ほど膝の痛む人も多くなかったのです。

さすがに、50年以上膝を酷使してきたら膝関節の老化は免れません
(膝だけに限りませんが、動物として「移動」するために非常に大事な場所です)

膝の老化は病院でレントゲン検査を受けなくても、ある程度判断ができます。

あなたは以下のことに当てはまりませんか?

☑ 正座ができにくい
☑ 階段の上り下りがつらい
☑ 座った姿勢から立つとき膝が痛い
☑ 歩きはじめに膝が痛い
☑ 歩くと膝の中で音がする
☑ 立っていると膝がガクガクする
☑ 立つとガニ股になり(O脚)真っすぐ立つとと膝と膝の間に隙間が大きく空く
☑ ひざが腫れて熱がある
☑ 左右でひざの形が違う
☑ 上向きに寝た時、膝がまっすぐ伸びない(膝の裏が床につかない)
これらに一つも当てはまらないならば、まだまだあなたの膝は若い証拠です。

もしも三つ以上当てはまる方は、すぐに専門医の診断を受けて、現在の状況を知る必要があります。

膝の関節について

膝の関節は大変複雑な動きをします。
ただ単に曲げ伸ばしをするだけではありません。

屈伸やねじる運動だけではなく、歩いたり、走ったり、急に止まったりするブレーキの役目もしなくてはなりません。
ですから絶えず酷使される所なのです。
ひざに老化が現れやすいのも当然といえます。

◆日本人の膝の老化はO脚の人が圧倒に多い
膝の変形には大きく分けてO脚とX脚がありますが、日本人の場合、その生活様式からかO脚がほとんどといえます。
いわゆるガニ股で、真っ直ぐ立ってもひざと膝の間に隙間が空きます。
欧米人には逆にX脚が多い。
これはやはり、畳に正座をする日本人と椅子生活の欧米人の違いと言えそうです。
最近の日本の住宅は畳の部屋が減り、椅子の生活が増えてきたため、O脚の人は減ってきました。
これからはX脚の変形現象が増えてくるのではないでしょうか。

◆肥満も膝には相当の負担
肥満がどれほど膝に負担がかかっているかはあまり問題にならないようです。
体重が増えた分の3倍の負担がひざにはかかるといわれます。
もしも3キロ体重が増加すると9キロの負担です。
女性が妊娠中に膝が痛みだして、出産後もそれを引きずることはよくあります。
急激に体重が増えることはひざにとっては大きなリスクをかかえることになります。
太るとその重みを支えるため、膝の内側に負担がかかります。
そこにある内側半月板がすりへって、O脚になってどんどん変形が進みます。
太った中年以上の女性が膝痛患者に目立ちます。

◆脚の筋肉の衰えが膝痛を助長する
体の筋肉量の半分以上は足にあります。
足は体の重さを支えて、動かないといけないので本来、丈夫な筋肉がついています。
太ももの大腿四頭筋、その裏側のハムストリングス、ふくらはぎの筋肉です。
これらの筋肉が衰えると体を支えることが困難になるのはもちろんですが。全身のあらゆる循環が滞るため、寿命にも関係してきます。
お年寄りが何かで入院したら、痴呆になったり、他の病気を併発して無くなるのも歩かなくなるからです。
膝が痛いからと言って歩かない生活をしていると、さらに足が弱り、痛みが増すことになります。
しかし、例えば、ママさんバレーなど激しく膝を使うスポーツをいつまでも長く続けるのも将来、膝の変形とそれに伴う痛みで苦しむことになりかねません。
適度にウオーキングなどをしながら、太らないように体重管理をすることが大切と言えるでしょう。