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変形性膝関節症
整形外科の患者さんの中で腰痛の次に多い疾患が膝関節痛で、その大部分は変形性膝関節症でしょう。
当院で鍼灸施術を受けられる患者さんの数も、腰痛の患者さんの数を超える日があります。
全体としては圧倒的に腰痛患者さんが多いのですが、腰痛は割と短期間で楽になる方が多く、膝痛患者さんは腰痛よりも改善に時間と回数がかかるということです。
それほど、膝という場所は長年にわたり、毎日酷使されていることが考えられます。
この傾向は長寿社会が続くかぎり、もっと顕著になるものと思われます。
変形性膝関節症は最近、日本人の平均寿命がどんどん延びるにしたがって、生活に支障をきたす疾患として、健康寿命をおびやかすよになりました。
昔は膝が変形して痛み、骨切り術や人工関節手術などの観血療法を受けるまでになるほど、長生きしなかったということになります。
現在は、そのような手術の技術も飛躍的に進歩しています。
しかし、この病気は最初のうちから、手術適用ではなく、患者サイドもなるべくなら、手術は避けたいのが本音ではないでしょうか?
これは徐々に進行する慢性疾患であり、始めからひどい変形にはなりません。
発症からはかなり長期にわたって保存療法(手術以外の治療)が望ましいところです。
鍼灸施術はこの疾患にはかなり有効と思われます。
男性の3倍とも記載される書籍もありますが、私の所見ではもっと多いのではないでしょうか。
肥満や、立ち仕事で膝を酷使した女性、農作業に従事してきた人、最近では若いころにバレーボールなどのスポーツに取り組んだ人が罹患するケースも増えてきました。
元々、この病気は加齢に伴う膝関節の変形。
特に関節軟骨の変性を基盤にしていますから、一旦変形した膝を完全に治すのは不可能なのです。
ですが、中には足がガニ股になって、著しくO脚に変形したおばあちゃん(あるいはおじいちゃん)が痛みもなく、毎日畑仕事をしている場面に遭遇することもあります。
これは必ずしも骨の変形が痛みに直結しないということの証明になります。
骨というよりも筋肉・筋膜・骨盤にアプローチしていくと、少なくとも今よりは楽になると思います。
もしかしたら、将来は手術が必要な方がそれをもっと先延ばしにできる可能性があります。
手術に使う人工関節にももちろん寿命があります。
もし、長生きしたら 途中もう一回手術が必要になることもあります。
それに手術したら必ず結果が良いかというと、そんなこともありません。
痛みがなくなって、歩けるようになった、という人がいる一方で、かえって痛くなった、ということも聞いたことがありませんか?
レントゲン検査だけを診断のよりどころにすると、「これはもう、一生治りませんよ」と言われても仕方ないのです。
確かにその変形は治しがたいでしょうが、変形していても痛み少なく、日常生活に困らないのであれば、鍼灸をはじめとする保存療法も考えてみるべきです。
手術をしたあとのことを考えると、脚の筋肉や骨盤を良い状態にしておくことはとても大事です。
手術をしたからといって、すぐに歩けるわけではなく、きついリハビリをしなければいけないからです。
リハビリに耐えれられる筋肉と膝以外の骨格がぜひとも必要になるのです。
当院で鍼灸施術を受けられる患者さんの数も、腰痛の患者さんの数を超える日があります。
全体としては圧倒的に腰痛患者さんが多いのですが、腰痛は割と短期間で楽になる方が多く、膝痛患者さんは腰痛よりも改善に時間と回数がかかるということです。
それほど、膝という場所は長年にわたり、毎日酷使されていることが考えられます。
この傾向は長寿社会が続くかぎり、もっと顕著になるものと思われます。
変形性膝関節症について
鍼灸臨床では腰痛においてはいろんな年齢層でスポーツ外傷など様々な原因があるのに対して、膝痛は中高年以上に集中しており、多くが変形性膝関節症となっております。変形性膝関節症は最近、日本人の平均寿命がどんどん延びるにしたがって、生活に支障をきたす疾患として、健康寿命をおびやかすよになりました。
昔は膝が変形して痛み、骨切り術や人工関節手術などの観血療法を受けるまでになるほど、長生きしなかったということになります。
現在は、そのような手術の技術も飛躍的に進歩しています。
しかし、この病気は最初のうちから、手術適用ではなく、患者サイドもなるべくなら、手術は避けたいのが本音ではないでしょうか?
これは徐々に進行する慢性疾患であり、始めからひどい変形にはなりません。
発症からはかなり長期にわたって保存療法(手術以外の治療)が望ましいところです。
鍼灸施術はこの疾患にはかなり有効と思われます。
変形性膝関節症の特徴
変形性膝関節症は統計的に中高年以上の女性に多いとされます。男性の3倍とも記載される書籍もありますが、私の所見ではもっと多いのではないでしょうか。
肥満や、立ち仕事で膝を酷使した女性、農作業に従事してきた人、最近では若いころにバレーボールなどのスポーツに取り組んだ人が罹患するケースも増えてきました。
元々、この病気は加齢に伴う膝関節の変形。
特に関節軟骨の変性を基盤にしていますから、一旦変形した膝を完全に治すのは不可能なのです。
ですが、中には足がガニ股になって、著しくO脚に変形したおばあちゃん(あるいはおじいちゃん)が痛みもなく、毎日畑仕事をしている場面に遭遇することもあります。
これは必ずしも骨の変形が痛みに直結しないということの証明になります。
変形性膝関節症の治療
変形性膝関節症と思われる多くは鍼灸施術によって、痛みや腫れが改善して、日常生活に支障なくなる人も多数おられます。骨というよりも筋肉・筋膜・骨盤にアプローチしていくと、少なくとも今よりは楽になると思います。
もしかしたら、将来は手術が必要な方がそれをもっと先延ばしにできる可能性があります。
手術に使う人工関節にももちろん寿命があります。
もし、長生きしたら 途中もう一回手術が必要になることもあります。
それに手術したら必ず結果が良いかというと、そんなこともありません。
痛みがなくなって、歩けるようになった、という人がいる一方で、かえって痛くなった、ということも聞いたことがありませんか?
レントゲン検査だけを診断のよりどころにすると、「これはもう、一生治りませんよ」と言われても仕方ないのです。
確かにその変形は治しがたいでしょうが、変形していても痛み少なく、日常生活に困らないのであれば、鍼灸をはじめとする保存療法も考えてみるべきです。
手術をしたあとのことを考えると、脚の筋肉や骨盤を良い状態にしておくことはとても大事です。
手術をしたからといって、すぐに歩けるわけではなく、きついリハビリをしなければいけないからです。
リハビリに耐えれられる筋肉と膝以外の骨格がぜひとも必要になるのです。