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【症例紹介】抱っこしないと寝ないで泣く
【小児はり】抱っこしないと寝ないで泣くー7カ月の赤ちゃんー
福山市から生後7カ月の男の子がママに連れられてやってきました。「先生、この子もう抱き癖がついて、いっつも抱っこしないと寝てくれないんです。」
と苦笑いをうかべるママの表情は少し疲れ気味です。
それもそのはず、この2週間は朝昼問わず、2時間おきに泣き、しかも放っておくと1時間でも泣き続けるため、ママか同居のおばあちゃんが抱っこして寝かしつけるのです。
これといって思い当たる原因はわからないとのことです。
診てみると、丸々とした元気そうな「これぞ赤ん坊」という感じです。
でも、肌が少し乾燥気味でところどころ赤くなっています。
手には赤ちゃん用の手袋?
「最近、自分の手で顔をかきむしって、血が出るくらいなんです。それでこれをはめています。」
なるほど、
「もしかしたら、そのかゆみが原因かもしれませんね」
あと、たまにあるのが風邪をひいたりして中耳炎を患い、耳の中が痛むため、泣くパターン。
赤ちゃんはしゃべれないので泣くしかないです。
まあ、とりあえず、小児はりをやってみた。
頭から始まり、胸、お腹、背中、足などを経絡(ツボの流れ)も意識しながら軽くさすっていくと背中から首に少し硬いポイントを発見。
下腹にも硬くはないけど、弾力のない部分があったので
「ウンチは毎日出てますか?」
とママに聞いてみる。
「そういえば 、このところ、3日にいっぺんぐらいで、硬くていきむのが辛そうです。」
「コヨリ浣腸もしてみるんですが、スッキリとはしません。」
「うーん、それもしんどい原因かもですね」
「今日はもしかしたらウンチがどっさりでるかもよ、お腹のツボを刺激しましたから」
翌日、来てもらって様子を聞くと、
「ウンチが楽にいっぱい出ました!そのあと、スッキリしたように5時間くらい泣かずに寝てくれました」
「でも夜中は泣く時間は短かったけど、やっぱり2時間おきに泣いたけど」
この子の場合、いろんな体の不調がそうさせてたのでしょう。
その後、一日おきに1週間、次は3日おきに1週間、というふうに間をあけていき、約一か月で割と自然に寝てくれるようになりました。
ママも肌つやがよくなり、一石二鳥?
喜んでもらいました。
赤ちゃんはかわいいけど、あまり泣かれると腹立つこともあるでしょう。
そんなときに、小児鍼をためしてみるといいかもしれません。
うまくいけば、その日から、明日から、赤ちゃんはスクスクといい子に育ち、親御さんはもっと子育てが楽しくなる可能性があります!
福山市多治米町の寺岡はりきゅう接骨院では随時、小児はり受付中です。