【症例紹介】交通事故で頸椎捻挫した方|広島県福山市の整骨院・整体院なら寺岡はりきゅう接骨院

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【症例紹介】交通事故で頸椎捻挫した方


交通事故で後ろから衝突され

その日の午後病院で、頸椎捻挫と診断された 

28歳 女性 やせ型(設計士)のAさんの事例を紹介します。

本人曰く

「病院でレントゲンとMRI検査を受けたけど、画像には特に異常はなく軽いムチウチでしょうと言われ、シップ薬と痛み止めを処方されました。」

ですが、その日の夜から、

頭痛・首と肩の張り感となんとも言えないだるさ・右腕の重だるさが出てきて、
 
翌日又、病院へ行き診察を受けたのですが 

「むちうちです。レントゲンでは異常は見られないので、そのうち楽になるでしょう」

と言われ帰宅。
(このレントゲンでは異常がないというのが曲者ですが)


そんなものかと思い

仕事である設計事務を続けながら 

シップ薬を張るも

今度は右肘から手首にかけてのしびれが出現し 

病院へ、

今度は首の牽引とホットパック(温めるアレです)を勧められ 

2週間それを継続したところ 

痛みがましてきた為、

保険会社に連絡して 

当院にも通院希望の旨を伝え、

結局 

事故後一か月後の来院となりました。


来院時のAさんの様子ですが、

ぱっと見 

明らかに疲れ切った様子。

両目が充血し、食欲もあまりないとのこと。

首の動きを見てみると左右にちゃんと回りきらず、

途中45度くらいで止まってしまう。

下を向く 

上を向く動作も首の後ろに痛みが強く、

じっとしていても後頭部がズキズキする 

体中がだるく 

いくら寝ても寝足りず、

いつも眠い。


右腕から指までだるさとしびれが混じったような倦怠感と灼熱感を訴えました。

痛みだけでなく、しびれを訴えるあたり 

むちうちでは軽いほうではありません。


まずは、首や肩関節の動き、神経的な異常、皮膚や筋肉の緊張、

などを注意深く観察して、

レントゲンには写らない程度の関節のズレを探します。

これは必ずあります。


ありますが、これを一度に矯正はできません。

もう受傷から一か月たってしまっているため、

時系列で考えて、ゆがみを順番にとらないといけません。

関節のゆがみというものは、

そこに手が加わることにより、日々刻刻と変化するからです。

昨日と今日の体はもはや別物であり、まして、ケガから一か月もたっていたら?

単純には捉えてはならないのです。

この方の場合も少しずつ、関節を整えていきました。

関節の位置異常が正常に近付くにつれ、軟部組織、いわゆる筋肉、靭帯なども細胞レベルで変わってきます。

そして大事なのは冷却です。

膨大なエネルギーを抜くには氷を使った冷却(アイシング)が大変有効です。

この車がぶつかった時のエネルギーが体に残っているためいろいろな症状が取れないのです。

このように、

着実に施術を重ねるごとにAさんの痛みやしびれは改善していき
(しびれは最後になりましたが)

だんだんと社会生活が正常に送れるようになりましたが、

事故から一か月間はご本人は大変だったそうです。

外見は普通に見えるため、出勤すると、

「意外と元気そうですね」

なんて、軽く見られるため、仕事に手抜きもできません。


ご本人は早く何とかしてほしいと訴えるのですが
(当たり前です)

魔法のようにこれらの症状が一瞬で消えればいいのですが 

それはありえません。

このようなパターンでは文字通り薄皮をはぐように楽になります。

どのようなけがもそうですが、受傷後、いかに早く正しい処置をするかが重要です。

特に相手がクルマという大変大きな質量をもった物体がぶつかってくるのが交通事故ですから

元の体に戻るにはある程度の時間が必要です。

つまり、交通事故は普通のケガとは違い、治るのには手間と時間が必要になります。

レントゲンに異常はなくても、画像はある一瞬の姿を投影しただけのことで、それで安心してはいけません。

現に、事故後何年たっても、

頭痛や首の痛み・手足のしびれなどの後遺症に苦しんでいる方が後を絶ちません。

画像診断に異常がない場合はまず後遺症認定は無理と言っていいでしょう。

しかし、本人は実際、辛い思いをして毎日を過ごしています。

年々、後遺症認定基準は厳しくなっていて、なかなかもらえないのが実情です。

となると、やはり、保険会社さんが認める治療期間中になるべくベターな治療を受け、

後遺症を残すことなく、治しきるという事が大事です。

なにしろ、後遺症が残ったところで、だれも責任を取ってくれないし、

少々の賠償金をもらったところで割に合わず「やられ損」に他ならないからです。