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出産後の手首の腱鞘炎
出産後の手首の腱鞘炎は、出産後の女性に比較的よく見られる症状の一つです。出産後の女性は、妊娠中や分娩時に身体にかかる負荷や変化によって、手首や手の関節周囲の筋肉や腱にストレスがかかりやすくなります。その結果、手首の腱鞘炎が発症しやすくなると考えられています。
手首の腱鞘炎は、手首の軟部組織である腱鞘が炎症を起こす病態のことを指します。腱鞘は、腱が摩擦なく運動するための滑膜であり、手首の可動性を保つ重要な役割を果たしています。しかし、妊娠や出産による身体の変化や負荷によって、手首周囲の筋肉や腱が緊張しやすくなり、腱鞘に過度の圧力がかかることで炎症が引き起こされることがあります。
出産後の手首の腱鞘炎の主な症状としては、手首の痛みや腫れ、熱感、しびれや痺れ、運動時の不快感や制限、手首の運動制限などが挙げられます。これらの症状は、日常生活や育児活動などで手首を使用する際に特に現れやすく、女性の生活や仕事に支障をきたすことがあります。
手首の腱鞘炎が発症した場合、早期の適切な対処が重要です。まずは、手首を安静に保ち、炎症を鎮めるための冷却や湿布を行うことが一般的です。また、手首を固定するためのサポーターや包帯を使用することで、手首の負担を軽減し、症状の悪化を防ぐことができます。
さらに、リハビリテーションやストレッチングなどの運動療法を行うことで、手首周囲の筋肉や腱を強化し、可動性を改善することが可能です。特に、手首の屈曲や伸展、回旋運動などを中心に行う運動プログラムは、手首の機能回復や再発予防に効果的であるとされています。
また、症状が重症化した場合や自己管理が難しい場合には、医師や理学療法士などの専門家の診断や治療を受けることが重要です。適切な診断を受け、必要に応じた薬物療法やリハビリテーションプログラムを受けることで、手首の腱鞘炎の症状を改善し、生活の質を向上させることが期待されます。
出産後の手首の腱鞘炎は、女性にとって身近な症状であり、適切な管理や治療が重要です。日常生活や仕事に支障をきたす症状であるため、早めの対処や専門家のサポートを受けることで、症状の改善や再発予防につながることが期待されます。手首の腱鞘炎に悩む女性は、自己管理や運動療法を通じて、健康な手首を取り戻すための努力を続けることが重要です。
産後の手首の腱鞘炎は単に赤ちゃんの世話で痛くなるだけではなく、関節弛緩(緩める)ホルモンの影響も考えられます。
それにしても緩んだ関節を元の状態に締める必要があります。
ただ痛み止めを服用したり シップをしたりでは根本的な解決にはなりません。
一度、福山市の寺岡はりきゅう接骨院にご相談ください。
そのような方が大勢来られています。