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交通事故と被害者請求
任意保険会社の一括と被害者請求のメリット・デメリット
任意保険会社の一括と被害者請求にはそれぞれメリットとデメリットがあります。まず、任意保険会社の一括のメリットについて考えてみましょう。
任意保険会社の一括のメリット
任意保険会社の一括のメリットとしては、手続きが簡単であることが挙げられます。通常、事故にあうとこの方式になります。
被害者は、自身の任意保険会社に連絡するだけで済むため、煩雑な手続きや書類作成の必要がありません。
また、任意保険会社は早期に支払いを行うことが多く、被害者は迅速に治療費や損害賠償を受け取ることができます。
これにより、被害者の経済的な負担を軽減することができます。
任意保険会社の一括のデメリット
一方、任意保険会社の一括にはいくつかのデメリットも存在します。まず、支払われる金額が少ない場合があることが挙げられます。
任意保険会社は、自社の経済的な利益を最大化するために、被害者への支払いを最小限に抑えることがあります。
※ここでいう任意保険会社とは事故の相手方の任意保険会社です。
(支払いとはいうものの、実際は被害者に慰謝料などを立て替え払いするだけで、後で自賠責保険から徴収するため120万円を超えない限り自社の持ち出しは0円です。)
そのため、実際に被害者が受けた損害や費用に比べて、支払われる金額が不十分である場合があります。
また、任意保険会社によっては、被害者の立場よりも相手方の立場を優先することがあるため、公平な判断が行われないこともあります。
被害者請求のメリット
次に、被害者請求のメリットを考えてみましょう。被害者請求のメリットとしては、公正な判断が期待できることが挙げられます。
被害者は、司法機関を通じて公平な判断を受けることができます。裁判所や弁護士を介することで、被害者の権利を守り、相手方に責任を取らせることができます。
また、被害者請求を行うことによって、社会的な意義を果たすこともできます。
交通事故の被害者は、自身の権利を守り、交通事故の再発防止や安全対策の推進に貢献することができます。
被害者請求のデメリット
しかし、被害者請求にもいくつかのデメリットが存在します。まず、手続きが複雑で時間がかかることがあります。
裁判所や弁護士を通じて行われるため、手続きや審理には時間と労力が必要です。
また、裁判所の判断によっては、支払われる金額が予想よりも少ない場合があることもあります。
さらに、裁判所の判断が争点によっては不確定な場合もあり、結果が保証されないこともあります。
まとめ
以上のように、任意保険会社の一括と被害者請求にはそれぞれメリットとデメリットが存在します。被害者は、自身の状況やニーズに応じて、どちらの方法を選択するか検討する必要があります。
また、専門家や弁護士のアドバイスを受けることも重要です。
被害者が公正な補償を受けるためには、適切な選択と行動が不可欠です。
※通院できる程度のケガであれば、通常は被害者請求では裁判所などを介することは少なく、福山市の寺岡はりきゅう接骨院では簡便な方法をお伝えしています。
交通事故に遭ってしまったら、まずは当院にご相談ください。