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野球肘
野球肘は、主に投球やスイングなどの反復運動によって生じる肘の怪我の一つであり、内側側副靱帯や腱の炎症や損傷を伴う症状を指す。投球を行う際に肘にかかる負担が原因となり、運動選手やアスリートだけでなく、一般の方にも見られる疾患である。野球肘は、痛みや腫れ、関節の運動制限などの症状が現れることがあり、早期の適切な治療が重要である。
鍼灸治療は、野球肘の症状を緩和し、回復を促進するための有効な治療法の一つである。鍼灸による治療は、体内の気や血の流れを整え、筋肉や組織の修復を促進する効果が期待される。また、痛みや炎症の軽減、関節の可動域の向上など、さまざまな効果が報告されており、野球肘の症状改善にも有効であるとされる。
鍼灸治療では、まず患者の症状や病歴を詳しくヒアリングし、体の状態を把握するための検査を行う。その後、適切な鍼灸法を選択し、治療を行う。鍼は特定のツボに刺激を与えることで、神経や筋肉の興奮を抑制し、痛みの緩和や血液循環の改善を促す効果が期待される。また、灸は熱を加えることで、局所の血行を促進し、筋肉のリラックスや炎症の軽減に寄与する。
さらに、鍼灸治療では、局所だけでなく全身のバランスを整えるアプローチも重要である。身体全体の状態や不調に着目し、全体的な治療効果を高めることで、野球肘の症状改善につながる可能性がある。また、運動指導や日常生活のアドバイスなど、患者の生活環境や運動状況に合わせたケアも行われることが多い。
鍼灸治療は、副作用や依存性が少ない安全な治療法であり、野球肘の症状改善に向けて検討される価値がある。ただし、個々の症状や状態に合わせた適切な治療計画が必要であり、専門知識を持つ鍼灸師による施術を受けることが重要である。野球肘の症状にお悩みの方は福山市の寺岡はりきゅう接骨院にご相談ください。。