顔面神経麻痺と鍼灸治療|広島県福山市の整骨院・整体院なら寺岡はりきゅう接骨院

ニュース&ブログ

ニュース&ブログ

顔面神経麻痺と鍼灸治療

顔面神経麻痺は、顔面の筋肉を制御する顔面神経に障害が起きることで、表情の歪みや口の動きの制限、目の開閉困難などの症状が現れる疾患です。このような症状は生活の質を著しく低下させるだけでなく、患者の心理的な負担も大きいものとなります。そのため、早期かつ適切な治療が求められます。

鍼灸療法は、中国をルーツとする伝統的な東洋医学の治療法の一つであり、針や灸を用いて体のエネルギーのバランスを整え、症状を改善することを目的としています。鍼灸療法は、経絡と呼ばれる経絡を通じて体内をつなぐエネルギーパスの流れを整えることで、身体の調和を取り戻すと考えられています。顔面神経麻痺に対する鍼灸療法の効果について、様々な研究や臨床経験が報告されています。

まず、鍼灸療法が顔面神経麻痺に有効であるとされる理由の一つは、神経の再生促進や血行の改善による効果が期待される点です。鍼灸によって特定の経穴や筋肉に刺激を与えることで、神経の再生を促進し、顔面の筋肉の収縮やリラックスを調整することが可能となります。さらに、鍼灸による施術は血行を改善し、組織への栄養や酸素の供給を促進することで、神経の回復をサポートする効果が期待されます。

また、鍼灸療法は自律神経系の調整にも効果を持つことが知られており、これが顔面神経麻痺においても有益であると考えられます。自律神経系は交感神経と副交感神経からなり、これらがバランスよく働くことで体の機能が調整されています。鍼灸療法によって経絡や経穴に刺激を与えることで、自律神経系のバランスを整え、筋肉の緊張や炎症を緩和する効果が期待されます。

さらに、鍼灸療法は痛みや炎症の軽減にも効果を発揮することが報告されています。顔面神経麻痺においては、痛みや炎症が症状の一部として現れることがあります。鍼灸による施術は、神経の興奮を抑制し、痛みや炎症を軽減することで、患者の症状の改善に寄与する可能性があります。このように、鍼灸療法が多面的に顔面神経麻痺の症状に対処する効果が期待されると言えます。

ただし、鍼灸療法が効果を発揮するためには、患者の症状や体質に合わせた適切な施術が必要となります。そのため、経験豊富な鍼灸師や医師による的確な診断と治療計画が重要となります。また、鍼灸療法は単独で行うのではなく、他の治療法やリハビリテーションと組み合わせることで、より効果的な治療が期待できる場合もあります。

総括すると、顔面神経麻痺に対する鍼灸療法は、神経の再生促進や血行改善、自律神経系の調整、痛みや炎症の軽減など多角的な効果が期待される治療法であると言えます。臨床研究や臨床経験によってもその有効性が支持されており、患者の症状改善や生活の質向上に寄与する可能性があると考えられます。しかし、個々の患者の状態に応じた適切な施術が必要であり、専門家の指導のもとで安全かつ効果的な治療を受けることが重要であると言えます。

福山市の寺岡はりきゅう接骨院では 顔面神経麻痺の治療に対し 顔に鍼を打ちまくるのではありません。
むしろ顔以外の足や手 腹部などの重要なツボに打っていきます。
但し発症から早ければ早いほど回復の確率は上がり、逆に遅くなれば下がります。